GrADSでは、標準でこのような機能を持った描画コマンドがありません。一応、GrADSのマニュアルのページ 一方、下の図2は「私」作ユーティリティーで描画したものです。これだけの絵が、たった1行のコマンドで描けるようになります。 なお、このページで使用したデータは2007年4月10日00UTCの気象庁全球解析の可降水量の解析インクリメント(mm)です。 |
図1. 手動指定 図2. 「私」作ユーティリティー使用 |
環境変数GASCRPに設定されているディレクトリに GrADS_Scripts.tar.gz を展開する。(右クリックして保存。うまく展開できない場合)
環境変数GASCRPを設定していない場合 >>
smcol
val -lev
levmin levmax -col
b_r ( ‐ のついた引数は順不同)
val |
描きたい変数 |
levmin |
最小値。これ以下の値は一定の色 |
levmax |
最大値。これ以上の値は一定の色 |
b_r |
「青〜白〜赤」にするための設定(blue-redのつもり) |
例えば、 pw.1-pw.2 という値を描画したいとします。おおよそ-5〜5の値となっています。 |
|
通常は、
…………
というように色を設定して、
と入力して、やっと絵が描けます(15行くらい?)。 | |
このかわりに、
と入力します。-5から5までの範囲で滑らかに絵が描かれます。-5未満及び5以上の値は一定の色で描かれます。 なお、最小・最大値は自分で設定しなければなりません。 |
b_r
の他に設定できる色
rainbow |
レインボーカラー(初期設定) |
r_b |
赤〜白〜青 |
b_w |
黒〜白 |
w_b |
白〜黒 |
引数 |
|
と入力すれば、白黒で描けます。また、 |
smcol
val -lev
levmin levmax -col
col_1 col_2 ......
col_i |
0〜15の色番号。 ただし、色番号0:background、1:foregroundではなく、色番号0:黒、1:白 となっていることに注意 |
引数 |
|
例えば色番号2は赤、色番号1は白となっています。
と入力すれば、紅白になります。 |
|
さらに複数の色番号を指定することもできます。
寒色系でまとめると右の図のようになります。 |
|
しかし、GrADSの色番号がどのように設定されているか分からないこともあると思います。そのような場合には
と入力してみてください。0〜99の全ての色が表示されます。 右の図は初期設定の色です。 |
|
レインボーカラーでの描画を行った後なら、右のようになるでしょう。 |
makecpt
で作成されたカラーパレットを使用する